AI for Accessibilityの全体的な傾向

全体的な傾向として、障害者支援以外にも活用例がある技術、すなわち汎用性の高い技術、広い応用を持つ技術は事業化・産業化しやすい。
これは、コア技術の適用範囲が広いと、利益が得やすい、様々なケースに対応した技術開発が行われやすい、という面があるためである。音声認識などが最もわかり易い例だろう。
したがって、手話認識といった技術が普及し簡単に使えるようになるためには、ベースとなる技術の汎用性、応用のしやすさも意識する必要がある。
また、当事者の立場からも、技術の応用例として障害者支援があることを積極的に発信していく必要がある。

発信により、アイデア次第では、今まで注目しなかった技術がアクセシビリティに役立つ可能性もある。
発信により注目された例として、Ontenna(髪で音を感じるインタフェース)などがある。

画像引用:Ontenna

基本的には、アイデア・ニーズが多いほど事業化・産業化に繋がりやすい。
当事者にはぜひ、新しい技術が出たらアクセシビリティに使えないか遊んでみてほしい。
そして、積極的な発信を通し、普及に貢献してほしい。
この活動が、将来的には障害者支援技術の事業化・産業化につながる。

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