プレゼンテーションのガイドライン
プレゼンテーションのガイドラインでは、ドキュメントとは異なった配慮が必要である。
一般的に、プレゼンテーションは発表者のペースで話が進むため、じっくりと資料を読むことが難しい。
また、プレゼンテーション資料は口頭で説明することが前提となっているため、資料を読むだけではわからないこともある。
これを理解した上での配慮が必要となる。
文字、図の大きさ
文字、図はできるだけ大きく、見やすくする
- 文字サイズ:30ポイント以上
- フォント:ゴシック体(明朝体は読みづらい)
- コントラスト:背景と文字、図のコントラストを明瞭にする
聴覚障害者、視覚障害者への配慮
- 固有名詞、専門用語
- ふりがなをつける(聴覚障害者は耳で聞いて覚えることができないので、読み方を知らないことがある)
- 略称を使うときは、初出ではフルテキストをつける
- 例:PPT → Powerpoint
- 代名詞を避ける
- 視覚障害者は「ここ」がどこかわからない
- 聴覚障害者は、情報保障のタイムラグがあるので「ここ」がどのタイミングで言われたものかわからない
話し方
聴覚障害者、視覚障害者への配慮
- 言葉をはっきりと、文を区切って比較的ゆっくりと
- スライドを確認する時間を意識する
- 質疑応答の回答は、質問が終わったことをはっきり確認してから
- なかなか気づかないが、とても重要
- 聴覚障害者:手話(または文字通訳)とスライドの両方を見なければならない
- 視覚障害者:点字(または音声変換)とスライド内の図表の配置を両方理解しなければならない
- 必要な工夫として、1ページあたりの情報量を少なくするなどが挙げられる